うつ病を理解できなくなったときは・・・

うつ病の家族を、理解できない!
目次
私は今まで、いつも旦那さんの気持ちに寄り添っているつもりでした。
でも一時期、旦那さんのことが全く理解できなかった時期もありました。
うつ病は、一見普通に健康に見えることが、周りの病気への理解を妨げてしまう、厄介な特徴があります。
旦那さんが、病気になって3年ほどたったころ。
そのとき旦那さんは、またうつ病を再発したことをきっかけに、仕事を休業中でした。
お休みしている間に、だんだん具合が落ち着いて、お仕事に復帰するまでに、だいぶ調子が良くなりました。
うつ病は、完治していなくても、症状が落ち着いたり、出たりを繰り返す病気です。
私は、仕事がとてもしんどいときでした。
旦那さんは料理が苦手なので、食事を作るのは私の担当です。
毎晩、お仕事から帰って、バタバタと夕飯の仕度。旦那さんは、洗濯や掃除や食器洗いをしてくれていたのに、仕事から疲れて帰ってきて、夕飯の仕度をしていると、何だか自分だけ大変なような気分になってきて、毎日イライラ・・・。
旦那さんは、私が忙しいのを知っていたので、お弁当でも外食でもいいよといつも言ってくれてたんですが、私は、旦那さんの病気のためにも、食事が大事だから、できるだけバランスを考えて、早めに夕食にしやきゃ!と勝手に自分で自分の首を絞めていました。
そんな毎日が続いたある日でした。
私は、その日も、イライラしていました。
私は忙しくて、毎日きついのに、そんなことお構いなしに、家でゆっくりしている旦那さんにイライラして、つい、ぽろっと、深く考えずに、旦那さんの病気についての、心ない言葉を言ってしまいました。
私以外の人には、自分の状態を話していなかった旦那さんは、そのとき、味方だと思っていた私に裏切られたと感じたんでしょう。
何もしゃべらなくなってしまい、その日の夜は、家に帰ってきませんでした。
私はとても後悔しました。
一人、誰にも分かってもらえず、仕事に行けない悔しさと、情けなさと、私への申し訳なさと、いろんな気持ちを抱えて毎日家で過ごしていた旦那さんの、孤独な気持ちを、受け止めるどころか、見放すようなことを言ってしまった…
でも私の中にも、旦那さんにも言えない、誰にも分かってもらえない、旦那さんがうつ病で、自分は健康で、でも仕事と家事の両立はやっぱりきつくて、次第に旦那さんが健康に見えてきて、何で私だけ、こんな大変なんだろう…という、とんでもない勘違いをして…
自分の辛さは、自分しか感じない。
みんな、自分のことしか分かりません。自分の辛さは自分しか感じない。
それはみんな同じ。
そしてみんな、自分なりにせいいっぱい生きている。
それを、思い出しましょう。
そして、うつ病は、一見、健康に見える病気である、ということを、家族は常に、忘れないこと。
健康そうに見えるので、本人も、知らないうちに無理をしてしまう傾向があります。
でも、うつ病の人は、とても疲れやすく、本人も何でもないと思うようなことでも、後でとても疲労することが多々あります。
病気は病気なのです。
症状が治まっているときでも、うつ病の人は、健康な人より、少しのことで疲れ、また症状が出やすくなってしまいます。
健康そうに見えるうつ病の家族にイライラするときは、イライラする自分に原因があるんです。
自分が結構無理しているか、頑張らないといけない、という思い込みがあるケースが多いと思います。
そんな時は、自分も怠ける!
無理をしない。
○自分も、うつ病の本人も、無理しない。
ただ、家族がうつ病だと、経済的に自分が働かざるを得なくて、ついつい無理をしてしまう、という方も多いと思います。
そんな時、いつも一番に思い出してほしいのが、「自分を大切にする」ということです。
(「自分を大切にする方法」については、こちらの記事をご覧ください!)
あなたは一人じゃないですから。
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