家族がうつになった時、家族と自分を救うためのポイント~「自分を大切にする」には~

家族がうつになった時、大切なこと。
目次
こんにちは。
家族がうつになった人のためのカウンセラーはなこです。
大好きな桜の季節がやってきました♪ が、まだまだ気温が不安定ですね(^^;
先日、うつの夫を持つ方のための12日間のステップメールを発行しました♪
皆さん、ご登録いただけましたでしょうか?
登録無料ですので、是非ご利用ください。
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そのステップメールを読んでくださった読者様より、素敵な感想をいただきました。
ご本人の了承をいただけましたので、ご紹介させていただきます(^^)
“はなこさん、ステップメールありがとうございます!
なるほどと思いながら、読ませていただいています。特に、
今、私は私のペースで旦那は旦那のペースでやっていますが、
旦那がうつを発症し、三年経ちましたが、
このようなご感想をいただけると、本当に本当に嬉しいです(^^)P様、有難うございました。
私がいつも発信しているのは、家族がうつ病になった時大事なのは、「自分を大切にする」ということです。
くどいな…と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが(^^;
でもそれが本当に、うつの本人にとって家族ができる、一番重要なことなんです。
〇家族も本人も、「自分を大切にする」こと。
うつ病から抜け出すためには、これが必須であり、そして結構、難しいことでもあります。
日本では、これまでその真逆の価値観で生きてきた人が多いですから。
そして、「自分を大切にする」ために大事なポイントがあります。
それがP様の感想にもあった、「私は私のペースで旦那は旦那のペースでやっていますが、
自分を大切にするためのポイント
「自分を大切にする」っていうのは、「自分の心や体を大切にする」ということです。
でも私たちは「体」を大切にする方法はたくさん目にし、耳にしてきましたが、「心」を大切にする方法はあまり教えられてきませんでした。
だから急に自分の「心」を大切にするって言われても、どうしたらよいか分からない方が多いと思います。
自分の「心」を大切にするためには、いくつかのポイントがあるんです。
そのポイントをまとめてみました!
①今の自分にできることを、自分のペースで。
真面目で頑張る癖がついていると、ついつい、大きな目標を立てがちです。
でも、例えば車を運転したことない人が、急にカーレースに出て優勝するなんてことは、あり得ないですよね(^^;
うつの人が、久しぶりに職場に復帰して、周囲の人と同じようにまたすぐに仕事に馴染み、バリバリ働く、とか、できなくて当たり前だし、それを気にしたり、それで自分を責めたりすることは何の意味もありません。
そんなの出来なくて当たり前だし、そうである必要もありません。
仕事もちゃんとこなして、家事も完璧にして…そんな無理な事をやろうとして、出来ない自分を責めて、落ち込んでしまっては、せっかく今日一日精一杯やった自分がかわいそうです。
今この瞬間の自分にできること。
ただそれをやれば、それで100%なんです。
ちゃんと今の自分にできることを行動できたら、それが自分にとってのベスト。
結果は失敗、うまくいかなかった、それでもいい。
今の自分にできることだけ、自分のペースで、ゆっくりでも、早くてもいいんです。
自分が自分のペースで、無理なく自分のできることだけやれるようになれば、自然と、うつの本人にも焦らせたり、イライラしたりしなくなります。
②まずは自分を知ることから。
自分を大切にするとは、自分を変えることではなく、まずは自分を知ることです。
私たちは自分のことを知っているつもりで、実はほとんど知らないと言っても過言ではありません。
自分はどんなことが心地よくて、どんなことが好きで、どんな気分で過ごしたいのか。
どんなことが苦手で、どんなことが嫌なのか。
それを知るには、日々自分を観察することです。
心の変化、身体の変化をいつも敏感に察知するよう意識してみましょう。
あなたが、イライラした、喜んだ、腹が立った、悲しい、体調が悪い、そんな変化はどんな状況で起こっていますか?
そこに、自分を知るヒントがたくさん隠されています。
実は、カウンセリングで行うのも、まずはそこです。
自分のことってなかなか自分で見えませんので、いつどんな時に、どんな気分になったか、どんな考えが浮かんできたのか、、、
そしてそれがどうなると、自分が楽になるのか、うれしいのか。
それをまずは、一つ一つ、知ることからです。
いつも自分がもう一人いるようなイメージで、色んな自分を観察することをやってみてください(^^)
③自分を許し、受け入れる。
家族が心の病になると、自分がサポートできなかったせいかも、自分が悪かったのかも、と家族はついつい自分を責めてしまいがちです。
家族が元気でも、自分を責める癖がある人はとっても多い。私も、ずっとそうでした。
気づくと、一日に何回も何回も、その瞬間理想通りできなかった自分を責めています。
そして、過去を悔やんでいる人もたくさんいらっしゃると思います。
過去の自分を責めている時、それは今の自分の一部を責めていることを意味します。
今この瞬間に、その「過去」は存在しません。あなたの「過去」は、今のあなたの中の一部としてあるだけです。
今、あなたが受け入れたくない過去があるとすれば、それはあなたがその時の自分を許していないからです。
うつのことをよく分からずに、うつになった夫にひどいことを言ってしまった自分を責めるのはもう終わりにしましょう。
その時のあなたには、ひどいことを言ってしまったあなたなりの事情があったんです。
夫にイライラする人は、イライラする自分を責めていますが、自分を責める必要はないんです。
自分を責めるのを止めて、まずは、許しましょう。
精一杯頑張った自分を認めてあげましょう。
あなたが自分を責めるのをやめることが、うつの本人が自分を責めるのをやめることに繋がっていきます。
④自分を褒める。
ついつい頑張り癖がついている私たち。
頑張った上に、自分の頑張り足りないところを責めて、どんどんと自分を追い詰めてしまいます。
そしてそれがうつに繋がります。
あなたは同じ道を進んではいけないんです。
今日も朝頑張って起きた自分、家事をやった自分、仕事に行った自分を褒めてみてください。
「すごい、私、すごいね!よく頑張ったね、やったね!」
自分を褒めることは、自分の心のお花にお水をやるようなものです。
あなたは自分のお花を枯らさないよう大切にする必要があります。
毎日、何度も、心の中で自分を褒める。
いつも当たり前にやっていることでも、自分で自分を褒める!
やっていると、嬉しくて、癖になりますよ(^^)
⑤自分に感謝する
自分をついつい責めてしまう人は、自分のことを、自分の力だけで生きていると思いがちです。
もちろん自分の意志で生きている部分もありますが、それだけではないですよね?
私たちの心臓をはじめ、脳、臓器、全て無意識に奇跡的な働きをしてくれています。
そしてこの体は、この地球上で生きれるようにできていて、この地球は、この体が生きれるようにできています。
私たちは、自分達の知識が全然及ばないすごい力によって、毎瞬毎瞬、生かされています。
そう思ったら、この命って本当にありがたいものだと思いませんか?
自分の体は神様からの借り物だと思って、いつも感謝してあげましょう。
毎晩寝る前に、自分を生かすために、奇跡的な働きをしてくれている自分の体と心に、「ありがとう」と伝えて眠るようにしてみましょう。
言葉には、波動があります。
きっとそのプラスの波動で、体も心も、とっても喜んでくれますよ(^^)
自分を大切にしよう
私たちは、小さい時からあまり「自分を大切にする」ことを教わってきませんでした。
でも、この世界は、自分の心の鏡。
自分を大切にできないと、人のことも、周囲の環境のことも、本当に大切にすることは難しいんです。
家族がうつになったあなたは、きっととても頑張り屋さんで、真面目ではありませんか?
自分を犠牲にして、誰かのために頑張ってきた。
でもそれで辛い想いをするなんて、おかしくありませんか?
頑張ってるのに、うまくいかない。何だか辛い現実。
ということは、あなたにとっては、「頑張った=うまくいく」、「頑張った=幸せになる」、その方程式ではないということなんです。
頑張ってもいいけど、頑張らなくてもいいんです。
どちらでもいい、どちらの自分でも素晴らしい、その価値に変わりはありません。
だから今もしあなたが、今までせいいっぱい、家族のための頑張ってきたつもりなのに、家族がうつで辛い、どうして自分の家族がこんな目に合うんだろう、、、という状況であれば、少しずつ、無理のない範囲で、頑張るのをやめて、自分が心地よいこと、楽しいこと、自分が落ち着くことをするようにしてみましょう。
今あなたが本当にすべきことは、「自分を大切にすること」です。
自分の心と体を本当に大切にできるのは、自分だけです。
最近私は、心の底から、人はみんな神様の子どもなんだと感じます。
全ての人が、尊い命、尊い存在です。
神様の子である自分。
大切にした方がよいと思いませんか?
うつになった本人が自分を大切にするためには、まずは家族であるあなたが、自分を大切にしましょう(^^)
Comment
このような形でとりあげていただいて、うれしいです。
最近は、自分がどんなときにイライラするかとか、嫌な気分になるかは分かってきました。自分をほめるまでは、なかなか達していない気がします。ある本に「自分のいいところを100個書き出してください。」とありました。自分を大事にできれば、家族や、他の人間関係も楽になりそうですね。