大切な人が辛い時に、あなたができること。

こんにちは!
はなこです^^
このブログの更新、大変大変久しぶりになりました。
久しぶりになると同時に、テーマも変更し、
「夫がうつになった人のためのカウンセラーはなこのブログ」から、
「晴れの日も、雨の日も、優しい気持ちで生きていく。」というテーマでリニューアルすることにしました!
私は、自分の経験から、
夫がうつになった方に向けたメッセージを発信してきましたが、
自分の中で、
自分自身が心から大切だと思うことが、新たに明確になったからです。
詳細は、プロフィールのページに書いていますので、もし読まれていない方は、
目を通していただけると、大変ありがたいです^^
これまで、このブログを読んでくださった皆様に、
心から、感謝しています。
一旦お休みしていたブログですが、
この新しいテーマでお届けするブログが、
読んでくださる皆様の大切な大切な人生の毎日に、
優しく寄り添えるブログになったら嬉しいなあ、と思っています^^
改めまして、よろしくお願いいたします!
そして、リニューアル後の最初のテーマは、
「大切な人が辛い時に、あなたができること。」です。
私にとって、このテーマは、人生の中でも最大のテーマの一つと言えるほど、
自分にとって大きな学びのテーマだと思っています。
夫がうつなどの病気になった方だけではなく、
多くの方にとって共通しているテーマでもあると思います。
このテーマについて、
今日は、今の私に言えることを、心を込めて書いてみたいと思います。
最後までお付き合いいただけたら幸いです^^
大切な人が辛そうだと感じた時、まずやってほしいこと。
目次
自分の家族など、大切な人の心が辛そうな時、
私は今まで、
ものすごーーく、不安になっていました。
恐怖に近い感覚かもしれません。
もうそれは、自動的、瞬間的すぎて、
自分が不安になったり、動揺していることに、
最初は気づかないくらい。
そして、すかさず、
相手に何かしてあげないと!となります。
「こうした方がいいんじゃない?」とか、
相手にすごく気を遣って何かしてあげようとしたり、とか、
求められてもいないのに、
何とか元気になってほしくて、
何とか、
何とか、
何とか・・・!!
と、相手をコントロールしたくなるのです。
落ち込んでいる相手を、
そのまま落ち込ませてあげられないのです。
私は、その不安や恐怖が、自分自身のものだということに、
気が付いていなかったのです。
そう、その不安や恐怖は、
相手が感じているものではなくて、
私自身が感じているもの。
私の心にあるもの。
敢えて、厳しい言い方をすると、
その自分の不安や恐怖を、
相手に解消させようとしていたのです。
自分が安心したいから、元気な顔をしてほしいのです。
これ、私が思い出せないくらい幼い時に、
そういう反応を心と身体が覚えたから、なんですね。
自分の大切な人、例えば親などが、
暗い顔、辛そうにしていた時に、
幼い幼い自分の心と身体が覚えた反応が、
大人になった今でも、
同じようなシチュエーションになると自動的に出てくるのです。
元々は、
一生懸命親を見ていた、
子どもの自分の敏感な心と身体から身に付いたもの。
そして、もう一つ、
私は、家族や周りの人と調和して生きるために、
周囲の人々の感情に自分の感情も合わせようとしてきたから。
それが良いことだと信じてきたし、
思いやりだと信じてきたし、
その方が相手のためだと思っているから。
もちろん、それらは全て、
「悪いこと」ではないのです。
愛と優しさ、そして自分を守ろうとする潜在意識の働きから得たものだから。
「その人のことが大好き」「頼りにしている」っていう、
素敵な気持ちと結びついている反応でもある。
でも、自分の不安から、何かアクションしてしまうと、
相手の大切な学びの時間を、
自分自身の気持ちを安心させるために、
奪ってしまうことになるのです。
相手が求めてもいないことをして、
相手のストレスを余計に増やす可能性もあります。
そして、
自分の世界は自分の心が創っていくものですから、
相手の辛そうな様子に焦点を当てることによって、
相手のその状況を助長してしまうことにも繋がります。
それは、私たちが望んでいることではないですよね。
だからまずは、
自分の家族など、大切な人の心が辛そうな時、
何かしてあげないとという衝動や、不安にかられた時は、
相手に対してアクションするのではなく、
自分の心に集中します。
自分が感じている、不安や恐怖の感覚に、気付いて、集中するのです。
最初は少し、練習が必要かもしれません。
でも、自分を観察することに慣れてくると、すぐに気づけるようになります。
「あ、今私、この人の暗い表情を見て、ものすごく不安になってるな~」って。
「心配、心配、心配!!感じてる!!」って。
そして、その感覚を、どうにかしようとしないで。
その不安や恐怖の感覚を、邪魔なものとして、排除しようとしないでください。
排除しようとすればするほど、
粘り気が強くなるように、その感覚が心にこびりついてしまいます。
自分の心が感じたことは、いつだって、
絶対に否定しないこと。
不安も恐怖も、
感じる必要があると心と身体が判断しているから、
感じているのです。
だから、ただ、不安や恐怖の感覚と一緒に、
静かにそこに、いてあげてください。
その感覚が、少し静かになるまで、
ゆっくりとリラックスして、
その感覚を眺めてください。
私達の心は複雑で、
不安や恐怖を感じることに対して、
不安を感じたり恐れたりしています。
でも、
不安や恐怖の感覚は、
そんなに怖いものではありません。
「不安や恐怖を、感じても大丈夫だ。」ということが、
心から分かるようになると、
そういう感覚が来ても、
動揺しなくなります。
穏やかさと、不安や恐怖の感覚が同時に存在するような、
不思議な状態になるのです。
いつも、
高い視点の自分を呼び出して、
穏やかな目で、心や身体が感じている不安や恐怖を、
しっかりと見つめ、一緒に感じてあげてください。
どこから、この感覚は来ているんだろうな。
そう感じながら、頭では考えず、
不安や恐怖をただのエネルギーとして、感じて、
消えていくまで、
辛抱強く、感じてあげましょう。
相手の本質的な部分、すごい所に焦点を当てなおそう。
自分の心が落ち着いたら、
今度は、
相手の辛そうな表情や様子を一旦脇に置いておいて、
相手の本質的な部分を思い出します。
心が辛そうな様子に引っ張られる人は、
紙に書いてもいいかもしれません。
その人が、今辛いことを体験している、
それは、その人の魂が、自分にとってとても大切なことをそこから学びたいからです。
その辛さが深ければ深いほど、
その人の魂は強く、崇高だと私は思っています。
ちょっと余談ですが、
私は、こんな風に空想することがあります。
私は、人間はこの人生を通して、魂の学びを楽しみにきている、
と思っているのですが、
誰かの魂の学びは、
他の人間全ての魂の学びに繋がっている、と感じるのです。
人間の潜在意識は深い部分で、集合意識として繋がっている、
と心理学の世界では言われています。
そうであれば、
誰かの心の深いところでの気づきや成長は、
少しずつ全体の集合意識に共有されて、
人類は、少しずつ、少しずつ、
何世紀もかけて、みんなで成長しているのでは、、と思ったりするのです^^
あくまでも、私の空想ですけど!
前世療法で有名なブライアン・ワイス博士の本を読んだりしても、
やはりそうなのでは、と思います。
信じられない方は、
信じなくて全く問題ないのですが、
もし仮にそうだと仮定すると、
相手が今体験している大切な学びは、
本当に尊敬と尊重に値する、
大切なものだと思えてきます。
何より、その本人にとって、きっと大切な体験をしているのですよね。
ちょっと話がそれてしまいましたが、
その人の本質的な部分に焦点を当てる、というのは、
その人のことを自分自身が高い視点から見てみる、ということです。
その人は、
どんな心の持ち主ですか?
どんな魂をもっていそうですか?
その人が、今の辛い状況を乗り越えて、
新しい気づきに至ったら、
どんな顔で、何をしていそうですか?
ぼんやり、
自分の空想で良いのです。
何となく、そんなことに想いを馳せてみてください。
相手のすごい所や、
尊敬できる部分を、思い浮かべてみてください。
完璧じゃなくていいので、自分の楽しいことに集中しよう!
その後は、
できる範囲で大丈夫なので、
自分が楽しいと思うこと、
自分が今できることなどに、集中してみましょう^^
心に少し、不安が残っていたりしても、大丈夫です。
いつでも、
完璧にできなくて、
大丈夫。
もちろん相手に、ただ、大好き!という気持ちがあれば、
それは、伝えても大丈夫です^^
でももしそれで、相手が良い反応ができなくても、
それは気にしないようにしましょう。
もし気になってしまう人は、とにかく何もせず、本当にそっとしておいてあげましょう。
ただ、何にも言わずに、相手のことを信じて、見守る。
大切な人が辛い時、できることは、それだけだし、
それで、十分なんですよね。
それでもやっぱり、心が沈んでしまう、という方もいると思います。
そういう時は、こういう風に考えてみてください。
悩みや辛い状況は、
どうやって超えていったらよいのか検討もつかない、
険しい山のように感じます。
でも、実はそれ、
上りエレベーターなんです^^
だから、避けようとしなくても大丈夫。
他の道を探さなくても大丈夫。
ただ、その流れにのって、
上りエレベーターに乗っている時のように、
何もせず、外の景色でも眺めながら、
身を任せてください。
そうしたら、その状況が、
自分が行きたいと思っていた場所へ連れて行ってくれるのです。
100%信じられなくても、大丈夫。
ただ、ちょっとだけそう思ってみてください。
自分も、
そして相手も、
それぞれ、上りエレベーターに今乗っているだけ。
それを険しい山だと錯覚しているのです。
そう思うと、
何だか肩の力が抜けていきませんか^^
そうこうして、
自分の心に集中して、
自分自身ができる範囲で、
楽しい、明るい気分でいると、
相手の状況も知らない間に好転していたりするので、
本当に不思議!
やはり、
自分の世界は、
自分の心が創るのだなあと私は実感しています!
自分自身が幸せな気分でいることが、
本当に、一番、
大切なこと。
もしあなたも、
心に何か感じたら、この方法が合っている、ということ。
とっても大きなテーマなんですが、
慣れてくるとだんだん上手くなって、
そのうち、相手に引きずられることがなくなってきます。
少しずつ、
一緒に練習していきましょう♪
まとめ
大切な人が辛そうな時の、自分にとって大事なポイント!
・自分が不安や心配な時は、相手に対してアクションしない
・自分の感じていることに集中する、観察する
・自分の不安や恐怖感は、消えるまでしっかり感じてあげる
・相手の本質をみる
・相手の出来ている部分をみる
・相手に何らかのラッキーな展開が起きること、それを乗り越えているその人を想像する
・自分ができる範囲で、自分のことに集中、自分が楽しいことをする
・相手も、自分も、素敵なところへたどり着く上りエレベーターに乗っているのだと思ってみる
・できる限り、自分が元気な状態で、少し離れたところから、見守る
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
はなこ