優しい世界のクリエイター はなこのブログ

大切な人が辛い時に、あなたができること。

2022/04/23
 
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優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
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こんにちは!

はなこです^^

このブログの更新、大変大変久しぶりになりました。

久しぶりになると同時に、テーマも変更し、

「夫がうつになった人のためのカウンセラーはなこのブログ」から、

「晴れの日も、雨の日も、優しい気持ちで生きていく。」というテーマでリニューアルすることにしました!

私は、自分の経験から、

夫がうつになった方に向けたメッセージを発信してきましたが、

自分の中で、

自分自身が心から大切だと思うことが、新たに明確になったからです。

詳細は、プロフィールのページに書いていますので、もし読まれていない方は、

目を通していただけると、大変ありがたいです^^

これまで、このブログを読んでくださった皆様に、

心から、感謝しています。

一旦お休みしていたブログですが、

この新しいテーマでお届けするブログが、

読んでくださる皆様の大切な大切な人生の毎日に、

優しく寄り添えるブログになったら嬉しいなあ、と思っています^^

改めまして、よろしくお願いいたします!

そして、リニューアル後の最初のテーマは、

「大切な人が辛い時に、あなたができること。」です。

 

私にとって、このテーマは、人生の中でも最大のテーマの一つと言えるほど、

自分にとって大きな学びのテーマだと思っています。

夫がうつなどの病気になった方だけではなく、

多くの方にとって共通しているテーマでもあると思います。

このテーマについて、

今日は、今の私に言えることを、心を込めて書いてみたいと思います。

最後までお付き合いいただけたら幸いです^^

 

大切な人が辛そうだと感じた時、まずやってほしいこと。

目次

自分の家族など、大切な人の心が辛そうな時、

私は今まで、

ものすごーーく、不安になっていました。

恐怖に近い感覚かもしれません。

もうそれは、自動的、瞬間的すぎて、

自分が不安になったり、動揺していることに、

最初は気づかないくらい。

そして、すかさず、

相手に何かしてあげないと!となります。

「こうした方がいいんじゃない?」とか、

相手にすごく気を遣って何かしてあげようとしたり、とか、

求められてもいないのに、

何とか元気になってほしくて、

何とか、

何とか、

何とか・・・!!

と、相手をコントロールしたくなるのです。

落ち込んでいる相手を、

そのまま落ち込ませてあげられないのです。

 

私は、その不安や恐怖が、自分自身のものだということに、

気が付いていなかったのです。

そう、その不安や恐怖は、

相手が感じているものではなくて、

私自身が感じているもの。

 

私の心にあるもの。

敢えて、厳しい言い方をすると、

その自分の不安や恐怖を、

相手に解消させようとしていたのです。

自分が安心したいから、元気な顔をしてほしいのです。

 

これ、私が思い出せないくらい幼い時に、

そういう反応を心と身体が覚えたから、なんですね。

自分の大切な人、例えば親などが、

暗い顔、辛そうにしていた時に、

幼い幼い自分の心と身体が覚えた反応が、

大人になった今でも、

同じようなシチュエーションになると自動的に出てくるのです。

 

元々は、

一生懸命親を見ていた、

子どもの自分の敏感な心と身体から身に付いたもの。

 

そして、もう一つ、

私は、家族や周りの人と調和して生きるために、

周囲の人々の感情に自分の感情も合わせようとしてきたから。

それが良いことだと信じてきたし、

思いやりだと信じてきたし、

その方が相手のためだと思っているから。

 

もちろん、それらは全て、

「悪いこと」ではないのです。

愛と優しさ、そして自分を守ろうとする潜在意識の働きから得たものだから。

「その人のことが大好き」「頼りにしている」っていう、

素敵な気持ちと結びついている反応でもある。

 

でも、自分の不安から、何かアクションしてしまうと、

相手の大切な学びの時間を、

自分自身の気持ちを安心させるために、

奪ってしまうことになるのです。

相手が求めてもいないことをして、

相手のストレスを余計に増やす可能性もあります。

そして、

自分の世界は自分の心が創っていくものですから、

相手の辛そうな様子に焦点を当てることによって、

相手のその状況を助長してしまうことにも繋がります。

それは、私たちが望んでいることではないですよね。

 

だからまずは、

自分の家族など、大切な人の心が辛そうな時、

何かしてあげないとという衝動や、不安にかられた時は、

相手に対してアクションするのではなく、

自分の心に集中します。

 

自分が感じている、不安や恐怖の感覚に、気付いて、集中するのです。

最初は少し、練習が必要かもしれません。

でも、自分を観察することに慣れてくると、すぐに気づけるようになります。

「あ、今私、この人の暗い表情を見て、ものすごく不安になってるな~」って。

「心配、心配、心配!!感じてる!!」って。

そして、その感覚を、どうにかしようとしないで。

その不安や恐怖の感覚を、邪魔なものとして、排除しようとしないでください。

排除しようとすればするほど、

粘り気が強くなるように、その感覚が心にこびりついてしまいます。

 

自分の心が感じたことは、いつだって、

絶対に否定しないこと。

不安も恐怖も、

感じる必要があると心と身体が判断しているから、

感じているのです。

 

だから、ただ、不安や恐怖の感覚と一緒に、

静かにそこに、いてあげてください。

その感覚が、少し静かになるまで、

ゆっくりとリラックスして、

その感覚を眺めてください。

 

私達の心は複雑で、

不安や恐怖を感じることに対して、

不安を感じたり恐れたりしています。

でも、

不安や恐怖の感覚は、

そんなに怖いものではありません。

「不安や恐怖を、感じても大丈夫だ。」ということが、

心から分かるようになると、

そういう感覚が来ても、

動揺しなくなります。

穏やかさと、不安や恐怖の感覚が同時に存在するような、

不思議な状態になるのです。

いつも、

高い視点の自分を呼び出して、

穏やかな目で、心や身体が感じている不安や恐怖を、

しっかりと見つめ、一緒に感じてあげてください。

どこから、この感覚は来ているんだろうな。

そう感じながら、頭では考えず、

不安や恐怖をただのエネルギーとして、感じて、

消えていくまで、

辛抱強く、感じてあげましょう。

 

相手の本質的な部分、すごい所に焦点を当てなおそう。

自分の心が落ち着いたら、

今度は、

相手の辛そうな表情や様子を一旦脇に置いておいて、

相手の本質的な部分を思い出します。

心が辛そうな様子に引っ張られる人は、

紙に書いてもいいかもしれません。

 

その人が、今辛いことを体験している、

それは、その人の魂が、自分にとってとても大切なことをそこから学びたいからです。

その辛さが深ければ深いほど、

その人の魂は強く、崇高だと私は思っています。

 

ちょっと余談ですが、

私は、こんな風に空想することがあります。

私は、人間はこの人生を通して、魂の学びを楽しみにきている、

と思っているのですが、

誰かの魂の学びは、

他の人間全ての魂の学びに繋がっている、と感じるのです。

人間の潜在意識は深い部分で、集合意識として繋がっている、

と心理学の世界では言われています。

そうであれば、

誰かの心の深いところでの気づきや成長は、

少しずつ全体の集合意識に共有されて、

人類は、少しずつ、少しずつ、

何世紀もかけて、みんなで成長しているのでは、、と思ったりするのです^^

あくまでも、私の空想ですけど!

前世療法で有名なブライアン・ワイス博士の本を読んだりしても、

やはりそうなのでは、と思います。

信じられない方は、

信じなくて全く問題ないのですが、

もし仮にそうだと仮定すると、

相手が今体験している大切な学びは、

本当に尊敬と尊重に値する、

大切なものだと思えてきます。

何より、その本人にとって、きっと大切な体験をしているのですよね。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、

その人の本質的な部分に焦点を当てる、というのは、

その人のことを自分自身が高い視点から見てみる、ということです。

その人は、

どんな心の持ち主ですか?

どんな魂をもっていそうですか?

その人が、今の辛い状況を乗り越えて、

新しい気づきに至ったら、

どんな顔で、何をしていそうですか?

ぼんやり、

自分の空想で良いのです。

何となく、そんなことに想いを馳せてみてください。

相手のすごい所や、

尊敬できる部分を、思い浮かべてみてください。

 

完璧じゃなくていいので、自分の楽しいことに集中しよう!

その後は、

できる範囲で大丈夫なので、

自分が楽しいと思うこと、

自分が今できることなどに、集中してみましょう^^

心に少し、不安が残っていたりしても、大丈夫です。

いつでも、

完璧にできなくて、

大丈夫。

 

もちろん相手に、ただ、大好き!という気持ちがあれば、

それは、伝えても大丈夫です^^

でももしそれで、相手が良い反応ができなくても、

それは気にしないようにしましょう。

もし気になってしまう人は、とにかく何もせず、本当にそっとしておいてあげましょう。

 

ただ、何にも言わずに、相手のことを信じて、見守る。

大切な人が辛い時、できることは、それだけだし、

それで、十分なんですよね。

 

それでもやっぱり、心が沈んでしまう、という方もいると思います。

そういう時は、こういう風に考えてみてください。

悩みや辛い状況は、

どうやって超えていったらよいのか検討もつかない、

険しい山のように感じます。

でも、実はそれ、

上りエレベーターなんです^^

だから、避けようとしなくても大丈夫。

他の道を探さなくても大丈夫。

ただ、その流れにのって、

上りエレベーターに乗っている時のように、

何もせず、外の景色でも眺めながら、

身を任せてください。

そうしたら、その状況が、

自分が行きたいと思っていた場所へ連れて行ってくれるのです。

100%信じられなくても、大丈夫。

ただ、ちょっとだけそう思ってみてください。

自分も、

そして相手も、

それぞれ、上りエレベーターに今乗っているだけ。

それを険しい山だと錯覚しているのです。

そう思うと、

何だか肩の力が抜けていきませんか^^

 

そうこうして、

自分の心に集中して、

自分自身ができる範囲で、

楽しい、明るい気分でいると、

相手の状況も知らない間に好転していたりするので、

本当に不思議!

やはり、

自分の世界は、

自分の心が創るのだなあと私は実感しています!

 

自分自身が幸せな気分でいることが、

本当に、一番、

大切なこと。

もしあなたも、

心に何か感じたら、この方法が合っている、ということ。

とっても大きなテーマなんですが、

慣れてくるとだんだん上手くなって、

そのうち、相手に引きずられることがなくなってきます。

少しずつ、

一緒に練習していきましょう♪

 

まとめ

大切な人が辛そうな時の、自分にとって大事なポイント!

・自分が不安や心配な時は、相手に対してアクションしない

・自分の感じていることに集中する、観察する

・自分の不安や恐怖感は、消えるまでしっかり感じてあげる

・相手の本質をみる

・相手の出来ている部分をみる

・相手に何らかのラッキーな展開が起きること、それを乗り越えているその人を想像する

・自分ができる範囲で、自分のことに集中、自分が楽しいことをする

・相手も、自分も、素敵なところへたどり着く上りエレベーターに乗っているのだと思ってみる

・できる限り、自分が元気な状態で、少し離れたところから、見守る

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

はなこ

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