夫がうつ病になって

ある日突然、夫(彼)が、うつ病と診断された
目次
こんにちは。
「家族がうつになった人のためのカウンセラー🍀はなこ」です。
このブログを読んでくださっているあなたは、もしかしたら、家族や、親しい人が、うつ病になり、どうしたらよいのか分からず、悩んでいらっしゃるかもしれません。
私の旦那さんは、ちょうど5年前の今ごろ、うつ病と診断されました。
きっかけは、1年近く、慣れない職場での仕事を、ただひたすらに頑張ったことでした。
それから5年。
私は今、心理学を勉強しながら、私と同じように家族のうつ病で困っていらっしゃる方の力になるべく、このブログを書いています。
旦那さんは、5年たった今も、まだ病院に通い、薬を飲みながら、周囲の方々の理解や協力のお陰で、休み休み、仕事を続けています。
旦那さんがうつ病になった当初は、私は分からないことだらけで、本当に不安の連続でした。
でも、今は、旦那さんと一緒に、少しずつ理解が深まってきたうつ病と向き合いながら、穏やかに生活しています。
本当に少しずつですが、旦那さんの病気も、だいぶ良くなってきていると感じています(^^)
うつ病と向き合うために
私たちは、たくさんの思い込みの中、生きています。
それは、私たちが一人の大人として社会で生きていくため、小さいころから身に着けてきた、武装のようなものかもしれません。
それらの思い込みは、自分自身を、色んな場面で守って来てくれました。
でも、うつ病は、それらの自分を守ってきてくれた「思い込み」が、痛みとなって現れます。
「人の役に立たなければならない」
「人に迷惑をかけてはならない」
「皆で足並みを揃え、同じペースで仕事をしなければならない」
「体調管理ができて、健康がなにより」
「うつ病は、心が弱い人がなる病気だ」
これらは一つの例に過ぎません。
小さい頃から、「立派な大人」になるために身に着けてきた、こういった「思い込み」。
「常識」と呼ばれるもの…。
これらが、うつ病には大敵になります。
〇なぜなら、うつ病は、普通のことが普通にできなくなる病気だからです。
朝、決まった時間に起きて、身支度を済ませ、朝食を食べ、毎日同じ時間に出勤する。
自分に与えられた役割を果たすため、家族を養うため、自分を成長させるため、一生懸命、仕事をする。
休みの日は、ゆっくり家族や友達と過ごす。
こういう普通にできていたことが、できなくなる病気なんです。
私も最初は、それがどういうことなのか分からず、
「必ず、元通り、何でもできるようになる。旦那さんは、必ず元気になる。」、そう思っていました。
でも、それは今思えば、うつ病のことをきちんと理解していなかったから、そう思っていたのです。
うつ病になると、普通にできていたことが、できなくなります。
でも、本当に、それができなければ、いけないんでしょうか。
毎日健康で、仕事に行けて、人の役に立って。。。
それができなければ、その人が生きている価値はないんでしょうか。
答えはもちろん、「ノー」です。
本人と家族が、この視点を持つことが、うつ病の回復にはとても大事になってきます。
もともと人間は、動物です。
人間という動物として、ただ、毎日を生きる。
この基本的なこと、命、存在自体の価値、生きている幸せ。
大切なのは、それを思い出すこと。
うつは、命の価値を思い出し、生き方を見つめなおすきっかけをくれるもの。
うつ病でも、その人はその人。
一人の人間として、生きている、その価値は、変わらないんです。
病気でも、障がいがあっても、人付き合いがうまくできなくても、人の役に立つようなことができなくても、色々な人がいますが、
人は全て、一人一人に、生きている限り、平等な価値がある。
そのことをもう一度思い出し、自分の生き方を見つめなおす。
うつ病は、そのきっかけを、本人や家族にくれるものだと、私は思っています。
うつ病で困っているすべての人、家族がうつ病になり、辛い想いをしているすべての人へ。
生きているだけで、素晴らしい。
生きているだけで、有り難い。
一緒にそのことを、もう一度心から感じ、夫が「うつ病」であっても、自分が「うつ病」であっても、どちらも幸せに生きることができる、そんな毎日を送れるようになりませんか(^^)
私は、そんな方々が幸せに生きるためのお手伝いができればいいな、心から、そう思っています。
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Comment
丁寧に教えていただいてありがとうございました。ステップメール読ませていただいています。
夫がうつになって三年経ちました。うつになると同時に、私も自分の満たされない気持ちが出てきて、不眠になり、一年半心療内科に通いました。
はじめは、はなこさんと同じように感じていました。夫が体調が悪いと不安になったり、子供にもイライラしたり。でも、やってきたことはそんなに間違っていなかったと思えて安心しました。
本当に自分の内面、体調は自分にしか分からないものですよね。
私も無理せず、ここまで一日一日つないできて、少しずつですが前進できている気がします。
少し心配なのは、休み明けなど、体調が悪いときもあるのに、病院に通うのをやめてしまったことです。先生との相性がよくなかったようですが。毎回「大丈夫です」と言っていたら終わったようです。休みの日はなるべくゆっくり休んでもらうようにはしています。
ぴよ さま
コメントありがとうございます(^^)
ご自分の気持ちと体をちゃんと保ちながら、3年間、ちゃんと前進してらっしゃって、すごいですね!
素晴らしいと思います。
病院もカウンセラーも、やはり相性は大事ですもんね。
病院に行くこと自体がストレスになっては、いくらお薬を飲んでも逆効果ですので。
でも、症状が治まってないのにお薬を飲まないことについてはやはり心配ですね。
調子がまだ戻らなければ、他に評判が良さそうな病院を見つけて、行ってみる方がよいと思います。
ステップメールも読んでいただき、有難うございます。
何かありましたら、またいつでも、問い合わせ、メッセージ、カウンセリング、受け付けてますので(^^)
ぴよさんの幸せを、心から応援しています。
はなこ
はなこさん、ステップメールありがとうございます!
なるほどと思いながら、読ませていただいています。特に、病気の説明は分かりやすくて、旦那の様子を見ていて、そういうことなんだなと納得できました。
今、私は私のペースで旦那は旦那のペースで、やっていますが、無理に変えようとせず、ゆっくりやっていこうと思います。
旦那がうつを発症し、三年経ちましたが、自分の感情のコントロールも、前より、少しずつできるようになりました。なかなか頭では分かっても、行動に移すのは難しいですが、それもまず自分を大事にしながらやってみようと思います。
はなこさん、いつもためになる記事、メールありがとうございます。
ゴールデン明け、子供の行事が終わったこの時期は、気を緩めてしまうので、家族で順番に体調を崩しています。
そんな時期は、気持ちまでブルーになりますが、そんな時期を大事に、ゆっくり過ごすことにします。
旦那の病気も、何か変化のきっかけになると信じて、前向きにやっていけたらいいなと思います。実際に、ものすごく自分の心、家族の心と向き合うことになりましたが、いいことも少しずつ見つけることができています。
ぴよさま
いつも、嬉しいコメントありがとうございます!
体調や、気分が落ちた時も、そんな時期を大事にすごしてらっしゃるぴよさん、ほんとに素敵です。
いいことが少しずつでも見つかってきていて、ほんとにすごいですね。
素晴らしいと思います。
全ての出来事、自分がとる行動には、ちゃんと意味がありますから、その出来事が意味することを考え、自分のとった行動にも、人がとった行動にも、全て肯定的な理由や意味があると思えば、必ず良い方向に向かっていきますよ。
いつも、ぴよさんご家族の幸せを、応援しています(^^)
はなこ