優しい世界のクリエイター・女性のためのコーチ・セラピスト

うつの旦那を持つ妻の心得~「夫がうつ病、妻は辛いよ」というあなたに~

2022/07/18
 
この記事を書いている人 - WRITER -
優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
詳しいプロフィールはこちら

うつ病の夫を持つ、妻の心得とは??

今日は、台風18号が日本列島を横断中。大きな被害が出ませんように。

私の旦那さんがうつ病の診断を受けたのは、2012年の1月でした。
それから、5年以上が経過しました。
この5年間で、私の人生は大きく変わりました。

山あり、谷ありで、「うつ病君」(夫のうつのことを客観的にみるために、旦那さんと一緒にうつ病のことを「うつ病君」と呼んでいます)に色々と教えていただき、最近は次第に、うつ病君が遠く離れていくのを感じています。

今日は、うつの夫を持つ妻の心得として大切なことをまとめてみました。

①我慢しないで!まずは、今自分の中に溜まっているものを吐き出そう~

うつ病で苦しんでいるのは夫本人です。

病気は何でも全て同じ。病気である本人しかその苦しみを感じることはできないし、本人が一番つらい。

そして、同じくらい大切なのが、その病気の本人を支える家族も、本当に辛いということ。

私はいつもこのブログに書いていますが、夫のうつ病が良くなるためには、妻が元気であること、妻が幸せであることがとっても重要な要素になります。

夫がうつ病の妻が、「自分が頑張らないと、自分が我慢しないと。」、「夫のため、子どものため、自分が頑張らないと。」そんなことがばかり考えて、妻が我慢して我慢して我慢して、頑張っていたら…

妻は元気や幸せからはどんどん遠のいていきます。

そして、そんな妻を見て夫はどんどん自分を責めて、うつ病の回復から遠のいていきます…。

数年前の私は完全にそうでした。

旦那さんが良くなるように、と、無理して頑張っていることが、結果的に旦那さんの病気の回復を妨げることになっていました。

夫がうつ病で、仕事に行けなくなると、経済的に苦しくなって、妻が仕事も家事も子育ても頑張らないといけなくなったり、甘える相手がいなくなったり、周囲の人の偏見の目にさらされたり、人に相談できなかったり…

うつ病の夫を支える妻は、本当に辛いこと、いっぱいあると思います。

まずは、それをぜーんぶ、吐き出しちゃいましょう。

本人に向かってじゃなくて、一人の時に、紙に書いたり(書いた後はびりびり破って捨てるとよいですよ!)、お風呂でつぶやいたりするんです(^^)

・私だって辛いんだーーー!!!
・仕事辞めて家のことだけしていたい!!
・好きな洋服いっぱい買いたい!!
・習い事したい!!
・旦那さんに思いっきり甘えたい!!
・自分のことも心配してほしい!!
・自分のことをちゃんと見てほしい!!

みたいな感じで。

何でもいいんです!

自分が今心の中で思っていること、感じていること、ぜーんぶ。

怒りも悲しみもぜーんぶ。

ぜーんぶ吐き出したら、優しい顔をした女神様、もしくは理想のお母さんを思い浮かべてください。

その女神様(お母さん)が、あなたの頭を撫でで、

「よく頑張ったね。ほんとに良く頑張ったね。辛かったね。」

そう言ってくれるところをイメージしましょう。

本当に、あなたはよく頑張った。すごい!!

自分をたくさん褒めて、労わってあげましょう(^^)

②旦那さんと、お話しよう。

自分の中の、我慢していた色んな気持ち。
全部吐き出せましたか??

吐き出したら、次は、旦那さんとのコミュニケーションです。

〇夫が、うつ病になって、どんな気持ちなのか。どんなことで辛いのか。日々、どんな気持ちで過ごしているのか。
きちんと訊いたはありますか?

うつ病の時って、人と関わるエネルギーがないので、うつである夫の方から妻に、「僕はこんなことを感じているんだよ」、みたいな話はほとんどして来ないと思います。

だから、私も旦那さんの気持ちは勝手に想像したり、何を考えているのか分からない、という状況が普通になっていました。

しかし、まずは、お互いが何を感じているのか、何を考えているのか、ちゃんと声に出して確認し合う。

この基本的なコミュニケーションがとっても大事。

冷静になって、きちんと夫に関心をもって、相手が、うつ病になってどんな気持ちなのか、ちゃんと訊いてみましょう。

もちろん無理に訊きだす必要はありませんが、雰囲気を見て、お話してくれそうなときに、是非訊いてみてください。
自分を知ろうとしてくれることに、不愉快な気持ちになる人はあまりいません。

そして、旦那さんが本当に感じていること、考えていることを聴けたら、次は自分の気持ちも話してみましょう。

自分はこんなことで、こんな気持ちになった、こんなことを感じて辛かった、など、自分が感じたことは、相手を責めるのではなく、素直に話したら、旦那さんも、そうだったのか、そんなことを感じていたのか、と聴いてくれると思います。

基本的なことなんだけど、毎日一緒にいる夫婦だからこそ、いつの間にか疎かになる、コミュニケーション。

知ったふりをしたり、勝手に決めつけずに、ちゃんと話をする。
近くにいる家族こそ、これが一番大切です。

私は旦那さんの気持ちをきちんと聴いて知ったことによって、旦那さんが仕事に行けないことで、腹が立ったり、さぼろうとしてるんじゃないか、みたいな疑いの気持ちにはならなくなりました。

うつ病は、周りから見ると怠けたり、自分に甘いように見えがちな病気なので、家族からでさえも勘違いされやすい病気です。

だからこそ、ちゃんと本人にしか分からないことを訊いてあげること。
そして、自分にしか分からない自分の気持ちも伝えること。

そうやってお互いの理解が深まると、余計な喧嘩やストレスがぐーんと減りますよ(^^)

③夫のうつのせいじゃなくて、実は全て自分の問題。

そして最後に、とっても大事なお話。

今、夫がうつ病になって、大変。辛い、きつい。そんな現実が目の前にある人。
それは、実は、旦那さんのせいじゃないんです。

私たちが現実だと思って見ている今目の前に広がっている世界は、自分が創り出している世界なんです。
人は、自分で創り出した世界しか見れない。

これは決して、旦那さんがうつ病になったのは、あなたのせい、という意味ではありません。

自分の思考が、現実を創り出すんです。

〇例えば、私の場合。
私は、小さいときから両親に、「頑張ること、努力すること、我慢することが大事だ」と教わってきました。
周りの人に迷惑をかけてないけない、悪いことをしてはいけない、お行儀よくしないといけない、勉強ができないといけない。

時に厳しく時に優しく育ててもらい、高校生の頃には、自分で計画的にコツコツ勉強して大学に入ったり、希望の就職先に就職できたりして、自分でも、よく頑張っていたと思います。
でもそんな自分の中に刷り込まれたルールで、いざ社会に出たら、大変なことがいっぱい。

いつも自分を責めたり、怒られたらどうしようとドキドキしたり、評価を気にして、良い子でいることに必死になって、ストレスでしょっちゅう身体を壊していました。

そんな中、今の旦那さんと出逢って、自分のストレスを彼にいっぱい受け止めてもらっていたんです。

もうその時点で、自分の生き方には無理があったと思います。でも私はそのことに気が付かなかった。

彼に依存することで何とか自分の幸せを保っていた私ですが、その彼が大変な部署に異動になって、仕事を頑張っていた矢先に、うつ病になってしまいました。
そして、彼がうつ病になった後は、今度は過剰に旦那さんを自分が支えないと、とまた頑張って、

「旦那さんは、私が支えてあげないといけないうつ病の夫」という現実を創り続けてきました。

「自分頑張らないと」、「自分我慢すれば」、そんな想いが、私頑張って、人と違う苦労をして、自分我慢しないといけないような現実を創り出す。(自分「」、と考える癖は要注意です(^^;)

今考えると、やはり、旦那さんにも、そして私にも、「うつ病」という現実は、来るべきして来たんだなと思います。

私自身が変わり始めてから、ようやく旦那さんはうつ病と本当にお別れしつつあります。

私の辛かった現実は、旦那さんのうつ病のせいじゃなくて、自分が引き寄せて、創り出していたものだった。
今は本当にそのことを実感しています。

まずは自分自身と向き合うこと。

自分らしく生きる勇気を持つこと。

今目の前にある現実は、自分が無意識に選んでいるんだという視点に立ってみること。

そう自分が自分の視点を変えてみた時、自分が本当に望んでいる人生の入り口に立てる。

旦那さんがうつ病になったことは、妻にとって、自分と本当に向き合うチャンスです!
そこから、本当に自分らしい人生を、一緒に創り出していきましょう♪

最後まで読んでいただき、有難うございます。

English Version

※こちらの英訳バージョンは、私のアメリカに住む友人のSさんがご厚意にて私の記事を翻訳してくださったものです。Sさん、本当に本当に有難うございます。 This is a translation of my article kindly by my friend S, who lives in the United States. Thank you very much, Ms. S.

What does a wife learn from having a depressed husband?

My husband was first diagnosed with depression in January 2012. Six years have passed since then. My life has changed greatly during these years. Through the ups and downs I have learned a lot from Mr. Depression (to objectively look at depression, my husband and I call the disease “Mr. Depression”).

 

Based on what I have learned from my experience, I will write down the important things a wife can learn from having a depressed husband.

 

  1. First, do not hold back, try to release what has been piling up inside you.

 

Yes, my husband is the one who is suffering from depression. Depression is the same as other diseases. Only the person who is suffering from the disease can feel the pain, the person who is sick is suffering the most.

 

An equally important fact is that, the family members that are supporting the sick person are really having a hard time too.

 

As I always write in my blog, for a husband to get better from depression, it is a crucial element for his wife to be healthy and happy.

 

The wife of a depressed husband thinks ‘I have to work harder, I have to endure’, ‘I have to work harder for my husband and children.’ The harder the wife tries and endures, the further she moves away from health and happiness.

 

The husband blames himself by looking at his suffering wife, which moves him further away from recovery.

 

I was exactly like that a couple of years ago.

 

In order to help my husband get better I was overdoing things and eventually prevented my husband from getting better.

 

When the depressed husband cannot go to work, financial difficulties increase. The wife has to work, do house chores, and take care of children. She cannot get her husband’s attention, she is exposed to the prejudice of others, and feels like she cannot consult with anybody. It’s really hard for a wife to support a depressed husband.

 

First, learn about how to express your feelings. Don’t say these things aloud to your depressed husband, write it out on a piece of paper (it’s good to tear the paper after writing!), and murmur in the shower 😀:



I am having a hard time!

I want to quit my job and be a housewife!

I want to buy a lot of clothes I like!

I want to take private lessons!

I want my husband to spoil me!

I want my husband to worry about me!

I want my husband to look at me!

 

Something like that. You can say whatever you want to say! Everything in your mind, everything you are feeling, everything that makes you mad or sad.

 

After you spit out everything, imagine the graceful face of the Holy Mother, or an ideal mother’s face. Imagine Mary or your mother, stroking your head and saying “You really tried hard. You really did your best. It must be very hard.”

 

You really did a great job! Praise and console yourself (😀).

 

  1. Talk to your husband.

 

Have you released all the feelings that you have been trying to hold back? After you spit out everything, the next step is to communicate with your husband.

 

Have you tried to ask how your husband feels everyday? How does it feel to suffer from depression?

 

When a person is depressed, he has no energy to engage with people, the depressed husband won’t say to his wife: “I am feeling this way.”

 

So I imagined how my husband felt on my own, I wasn’t sure what my husband was thinking, what has become the norm for him. But first, speak up and confirm with each other how you two feel, and what you two are thinking. This basic communication is very important.

 

Be calm, hold an interest in your husband, ask how your husband feels when he is depressed.

Most people are happy when other people want to know more about them.

 

After asking what your husband is really feeling and thinking about, then express your own feelings to your husband.

 

Explain what happened and how it caused you to feel, what made you feel a certain way and made you feel bad, etc. Honestly communicate to your husband about how you feel, without blaming him, this way your husband will understand how you feel and listen to what you have to say.

 

It is very basic, but because married couples live together everyday, we can neglect our communication with each other without realizing.

 

Communicate without assuming or making decisions for the other spouse. This is especially important for family members.

 

After I talked to my husband, I learned that my husband was upset about not being able to go to work, and I no longer had suspicions about him skipping work anymore.

 

People tend to think of the depressed lazy, or too easy on themselves. Even family members misunderstand the disease. 

 

To understand how a depressed person feels you must ask them. After that, we can communicate our own feelings. In this way we deepen our understanding of each other, and we can avoid unnecessary fights and stress (😀).

 

  1. It’s not my husband’s depression, actually it’s all my problem.

 

Finally, one more important point. Now, your husband is suffering from depression, something which is difficult, tough, very hard. That is the reality they are facing. Actually it is not because of husband’s depression.

 

The world that is spreading right in front of us as we see it as reality, is created by us. We can only see the world we created. It is by no means your fault that your husband got depressed, but your thoughts and actions can affect his reality.

 

For example, in my case: When I was little, my parents taught me it is important to do my best, try hard and be patient. Don’t bother others. Don’t do bad things. Behave well. Study well. I was raised strictly, but gently at times. When I was in high school, I studied hard, planned my schedule, finished college, and got a job on my own. I patted myself on the shoulders. When I entered into society, the rules imprinted inside of me caused a lot of trouble for myself and others close to me.

 

I was always blaming myself, very nervous about people getting mad at me, worrying about my evaluation, I tried very hard to be a good girl, and the stress made me sick all the time. During that time, I met my current husband, and I unknowingly gave him a lot of my stress. At that point, it was impossible to continue how I was living, but I wasn’t aware of that yet.

 

I managed to keep going by relying on him, but after he was transferred to a more difficult job, he fell into depression. After he was depressed, I tried to support my husband excessively. I have continued to create the reality that my husband is a depressed person, someone that I have to support.

 

Thoughts such as “I have to do my best” and “I just have to put up with it”, create the reality that I have to work hard and endure. (Be careful falling into the habit of thinking “I” have to do everything) 

 

Now I think about it, the reality of “depression” should have come for both my husband and myself. My husband is finally getting out of depression since I started to change. My harsh reality was not because of my husband’s depression, it was all created by me. I really feel that way now.

 

First, you must face yourself. Have the courage to live your own life. Try to have the perspective that the reality you are facing is what you subconsciously chose.

 

Only when I was able to change my point of view, I was finally standing at the entrance of the life I wanted to live. The husband’s depression is a chance for the wife to face herself. From there, create your own life together with your husband

 

Thank you for reading to the end.

 

Hanako

Translated by Shunie 





















この記事を書いている人 - WRITER -
優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© はなこのブログ , 2017 All Rights Reserved.