優しい世界のクリエイター はなこのブログ

夫・旦那のうつ病に悩む全ての人へ。

2019/12/15
 
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優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
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夫・旦那のうつ病に悩んでいる!という方に、知ってもらいたいこと。

目次

こんにちは!はなこです。

私は、夫や家族がうつ病や双極性障害になった方を対象に、

ブログやメルマガを書いたり、無料カウンセリングを行ったりしていますが、

 

なぜ私がこのような活動をしているかというと、

自分が実際に夫がうつ病になった時、

一般的に発信されているインターネットや本の情報だけでは、

全然うまくいかなかった経験があるからです 。

 

多分、同じような状況を経験した方であれば分かると思いますが、

一般的に発信されているうつ病の人への接し方だとか、

家族が気を付けるべきことというのは、

「励ましなどのプレッシャーを与えない」とか、

「医師や保健所などの専門家に相談する」とか、

「家族もストレスをためないことが大切」、といった情報です。

 

でも、実際に夫や家族がうつ病などのメンタルの病気になった時、

相手は、

自分が頼りにし、一緒に日々こういう家庭を築いていくパートナーだと信じていた相手。

それが一気に思い描いていたものと違う現実を突きつけられ、

どうしたらよいのか、戸惑い、

不安が募り、

相談できる相手が限られ、

孤独で、

時間的にも金銭的にも余裕がなく、

病気の本人ではない家族の方も、

それこそストレスで病気になってしまうような状況に置かれるのです。

そんな中、夫や家族がうつや双極性障害などの心の病気になった時、

自分が本当にやるべきこと、目指すべきことは、

実は、とっても「意外なこと」だったのです!

夫・旦那がうつ病や双極性障害になった時、本当に目指すべきこととは??!!

夫が病気になってからは、

とにかく「夫の病気を治すこと」に必死でした。

夫の辛いだろう気持ちを思うことも耐えられなかったし、

私自身が、周囲からの「病気=マイナス」のイメージを持たれることに耐えられなかったし、

辛そうな夫を家に置いて仕事に行くことも不安だったし、

でも自分ばかりが仕事や家事に追われている感じもしんどくて、

とにかく、

夫の病気が治りさえすれば夫も自分も楽になれる、と必死でした。

 

 

でも、今はこう思います。

もし、例え、その時一瞬で夫の病気が治っていても、

私はまた新たな違うトラブルを抱え、悩んでいただろうなあと。

 

それは、その頃の私のストレスが、

実は、夫の病気によるものではなく、

自分が病気に対する誤った思い込みがあったり、自分の気持ちや自分のことをないがしろにしていることが主な理由だったからだと、分かったからです。

 

私たちにはみんな、自分の心の癖というものがあります。

それは、小さなころに周囲から教えられたり、自分の経験から積み重ねられ、

自分の無意識の中に刷り込まれた「思い込み」=「現実を捉え方の癖」です。

そして、本来の自分自身の本当の気持ちや価値観を、

その「思い込み」や「現実を捉え方」が抑え込んでしまっている時、

私たちの現実は自分にとってしんどいものとなってしまうものです。

 

例えば、私の場合。

いつも良い子で、

人の役に立っていて、

周りの人の機嫌を取れる自分じゃないと、

不安で落ち着かず、

他人の顔色ばかりを気にしていました。

本当は、そのまんまの私でよいのに、

嫌われないように、怒られないように、

取り繕う癖がありました。(もちろん、無意識に、です。)

でも実際は、人それぞれ色々な考え方、見方があるので、

全ての人の顔色を窺って、

機嫌を損ねないようにふるまうなんて無理だし、

本当はそんなことする必要はないのに、

自分の本当の意見を言ったり、思ったとおりの行動すると、

怒られたり嫌われたりするんじゃないかと怖くて、不安だったので、

いつも自分の本当の気持ちに蓋をして、

気を遣って、

そして周囲の人に相談したりすることも頼ったりすることも苦手だったので、

社会人としての生活が本当にしんどい毎日でした。

 

自分では気が付かず、仕事のせいだと思っていたのですが、

自分が、本当の自分に蓋をして過ごしていたので、

とにかく毎日へとへとになって、

無意識に、色々なことから逃げる口実に、夫の病気を利用していたなあと今では思います(^^;

 

「自分は夫の病気で大変だから、、、」

いつも、本当の自分の気持ちと向き合うことから逃げるように、

夫の病気のケアと治すことに必死になっていました。

 

はっきり言って、夫の病気に逃げていたのです。

自分自身と向き合わずに済むから。

自分の問題から目を背けることができるから。

 

もちろん、夫が病気であることで感じるストレスもあったとは思いますが、

でも結局全ては、自分の心の問題、そして現実の捉え方の問題だったのです。

 

夫がうつや双極性障害になった時、

目指すべきところは、

夫の病気を治すことではないのです。

 

もちろん結果としてそうなったら万々歳ですが、

メンタルの病気は、そう簡単に治せるものではありません。

 

本当に目指すべきなのは、

自分自身と向き合う勇気をもつこと。

自分がまず夫の病気を受け入れること。

そして色々な弱い部分、素晴らしい部分、色々な部分を持ったありのままの自分と、

今現在病気でもあり、でもそれはほんの一部で、そのままで素晴らしい存在である夫を、ありのまま受け入れること。

 

今のままのあなたと、

今のままの旦那さん。

 

それでいいのです。

 

今この瞬間にも二人の身体に命は流れていて、

今この瞬間にも二人は生きている。

同じ時、

同じ地球で、

同じ空気を吸っているのです。

それでいいんです。

それがすごいことなんです。

まずはそのことの価値に気づくことからなんです。

 

自分自身の存在の価値を、

自分自身の本当の気持ちを、

自分自身の望む在り方を、

自分自身の弱さを、

自分自身の能力を、

知ることからしか、始まらないのです。

 

 

自分自身と向き合い始め、

自分の気持ちを大切にし始め、

ありのままの自分の存在を大切にし始めた時、

あなたはいかに自分が幸せかということに、気づくことになるでしょう。

 

人の心って本当に不思議です^^

 

夫の病気に関わらず、自分らしく、前を向いて生きていこう!

人生には、みんな人それぞれ、色々なことが起きます。

起こることがそれぞれ違うだけ。

夫がうつ病や双極性障害であっても、

自分自身が毎日をどう生きていくかは、あなた自身が選べるのです。

 

私の夫は、今は病気の診断に捕らわれることなく、

前を向いて、自分らしく生きています。

私はその姿を見ていて、本当に素晴らしいと思います。

 

病気だとか、障害があるとか、健康だとか健康じゃないとか、

大切なのはそこじゃなくて、

自分らしく、前を向いて、周りがどう思おうと関係なく、

毎瞬毎瞬をどんな自分で生きていくか、なんですよね(^^)

人生には、色々なことが起こります。

でも例え、どんなことが起こっても、

あなたはいつも素晴らしい唯一の存在で、

いつでも自分自身の在り方を選択する自由があることを、どうか、忘れないでください。

 

この記事を読んでくださったあなたが、

もともと持っていた勇気を、

ほんの少しでも思い出すことができますように。

 

今日も、読んでいただき、ありがとうございます!

 

はなこ

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優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
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