「他人基準」になっていませんか?

基準は「自分」に!
目次
うつ病のときに辛いこと。
それは、周りの目。
怠けていると思われたり、気合いが足りないと思われたり、努力が足りないと思われたり…
やはり、まだまだ理解されていない病気なので、わかってもらえないことが多いのが現実だと思います。
私の旦那さんも、具合が良かったり悪かったりすることや、対人業務や人前での仕事や、順序だててやる仕事などができなくなったり、とても強いストレスを感じること、仕事に行きたい、普通に出勤したいと思ってるのに、体が言うことをきかないこと・・・
とにかく色んなことがあるのに、わかってもらえず、伝えるのも難しくて、職場の人から冷たい態度をとられたことも何度もあり、それがほんとに辛かったと思います。
私自身が、迷惑に思われること、評価してもらえないことに慣れていなかったので、体調の悪い旦那さんの代わりに旦那さんの職場に電話をするのが、とてもストレスでした。
この状況が辛い理由は、いくつかあります。
認められたい欲求
まず、人には、みんな、認めれたいという欲求があります。
この、認められたい、という欲求。
どんなときに、満たされるのか。
これは、多くの人が、他人が自分を評価したときだと思います。
これが厄介の元です。
人の評価基準は、人によって違います。
その基準は、その人の親の教育であったり、人生経験であったりからその人の潜在意識に刷り込まれたもので、これは人によって違います。
必ずしも、正しいとは限らない、人によって違う、この不安定な評価基準。
自分自身ではなく、他人目線、他人基準の人は、この不安定でよくわからない他人の評価基準によって、精神の安定状態が大きく左右されます。
うつ病になった人は、何も悪いことはしていないんです。
うつ病になった=失敗 じゃないんです。
みんな、自分の経験したことや経験した気持ちしかわからない。人間はそんな生き物。
だから、もし、うつ病のあなたを批判したり、偏見をもったりする人がいたら、それは、その人がうつ病を経験したことがなく、分からないから。ただそれだけです。
その人の経験からあなたを見ているだけで、本当のあなた自身を見ている訳じゃないんです。
自分で自分を認めよう
そして、周りから理解してもらえないときの辛い理由は、もう一つ。
うつ病の本人もしくはその家族自身が、自分で自分を認めれていないこと。
うつ病になる人には、自分に自信がなかったり、自分で自分を認めたり誉めたりするのか苦手です。
人が自分を責めているように感じるのは、実は自分で自分を責めているんです。
だから、みんなが自分を見て、責めているように感じる。
その原因は、やはり幼い頃にあります。
自分を認めたり、肯定したりする癖がついていないんです。
簡単ではないかもしれませんが、人生を楽しく、幸せに生きたかったら、自分で自分を認めれるようになろう。
完璧な人なんていない。
欠点は個性です。
できないことがあっていい。
だらしなくていい。
情けなくていい。
強くなくていい。
泣いていい。
優しくなくていい。
ヒーローじゃなくていい。
気が利かなくてもいい。
ありのままのあなた。それがあなたの命の価値であり、魅力なんです。
まずはそのままの自分を受け入れること。
これが、健康になるための第一歩です。
うつ病になったことは悪いこととかではありません。ただ、そこにはうつ病になった理由が、あなたの中にあるんです。
きっかけは、仕事や、ショックな出来事かもしれない。
でもそのことから自分を守ろうとして出ているうつ病の症状。
それは自分の潜在意識の中にある何かがあって、体がそういう反応を起こしている。
だから、うつ病から立ち直るには、自分の心と向き合うしかないんです。
そのためには、まず、ありのまんまの自分を認めて、受け入れてあげること。
そこから、変えたいところは変えていけばいい。
現実を受け入れて認識する。
例えそれが自分にとって都合が悪いことであっても。
そして、潜在意識の中にいる、癒されていない子どもの自分を見つけて癒してあげれたときに、うつ病の役割は終わり、出ていくでしょう。
さあ、今日から、大人になる、第一歩。
自分の価値を人の評価に委ねない。
自分のことは自分で認める。自分で肯定する。
それが、できると、人のことも勝手に評価しなくなるし、もっと色んな人の色んな部分を受け入れることができるようになります。
私自身、それができるようになってきて初めて、どう思われるかを気にせずに旦那さんをサポートすることができるようになってきました。