潜在意識の力②~自分の中にあるものが、果てしない!~

潜在意識を探ると、ほんとに色々出てくる!っていう話
目次
先日、前世療法で感じた潜在意識の力の話をしました。(記事はこちら)
ちょっとあれだけでは、やっぱり潜在意識のことに馴染みのない方から見ると、かなり怪しい感じが否めないと思い、補足です(^^)
もちろん、自分が体感してみないことには、信じたり理解したりするのは難しいと思います。
目には見えないので、人から聞いた話ではなかなかわからないのが潜在意識や心の力です。
前世療法は、初めは米国の精神科医のブライアン・L・ワイス博士が発見して普及されました。
ブライアン博士も、初めは、催眠療法で、彼の患者が、不思議なことを言い出したとき、信じられなかったそうです。普通は、心の病や悩みの原因は幼い頃にあることが多いのですが、この患者さんは、全然別人の人生の話をする。初めは、なんのことを言っているのか、博士もわからなかったようです。
そして、その患者さんは、毎回毎回、違う人生の話をしたそうです。そして、少しずつ少しずつ、何をやっても治らなかった病気が、良くなっていく…
博士は、これを前世療法として世に出すのに、何年もの間悩んだそうです。しかし最後には、博士は決意します。正式に精神科医として、まだ科学的にはきちんと証明のできない、この前世療法を世に広めることを。
脳の力は本当に無限で、人の研究はまだまだ追い付いていません。
だから、にわかには信じられないですが、潜在意識が出してくれるこの不思議な前世のイメージによって、病気が治る…
怪しいなと思いつつ、でも人知を超えた脳の力に、にわかに興味を持たれた方のために、潜在意識の力を示すもうひとつの事例をお話します。
幼いころの自分に会える、退行催眠。
催眠療法(ヒプノセラピー)のうち、一般的なのは、年齢退行催眠というものです。
これは、先日記事にした前世療法とは違い、今世の幼いころの記憶に遡って、今のネックになっている原因を取り除くヒプノセラピーです。
以前、私が心理の学校でヒプノセラピーを勉強したとき、先生が実演してくれた、そのときの話です。
私は、日頃から人の表情が気になって気になってしょうがない癖があります。
ちょっと人の曇った表情を見ると、自分が悪いことをしたかとか、何か足りないことがあるんじゃないかとか、そんなことが気になって、とても焦るし、不安になる。
その日も、上司のちょっとした表情の変化が気になって、とても疲れていた日でした。
まずは目をつぶってリラックスした後、先生が催眠に誘導してくれます。(何度も言いますが、催眠状態でも、意識はあります。ただ、とってもリラックスしていて、集中している状態になります。)
そして、階段をイメージして、一段一段、降りていきました。
降りていくたびに、時間を遡っていきます。(先生の誘導で、そう言われます)
長い階段を降りてしまうと、目の前には扉があり、私はそれをゆっくりと開けました。(イメージです)
初めは、ぼんやりしています。
でも少しずつ、何かが見える。
それは、小さいころの自分でした。
3歳くらいの私。目がとてもきらきらしています。
そして、大人の私に向かって、小さい私が言います。
「みんなが大好き。みんなの笑顔がたくさん見たい!」
そして、またゆっくりと、先生の誘導で、現在に戻ってきました。
私は、暖かい気持ちと、安心した気持ちが心に広がって、なんだか涙が出ました。
あ~、そっか。私は、笑顔が見たいんだ。
みんなのことが好きで、みんなの笑顔が本当に好きなんだ。
そう分かって、それまで感じていたストレスや不安は、吹き飛んでいきました。
まだ、表情に全く反応しなくなったわけじゃないですが、そのセラピーをする以前に比較したら、とても楽になりましたし、回復も早くなりました。
私たち人間は、大人になると、潜在意識と顕在意識の間に幕ができるので、潜在意識にあるものを取り出しにくくなるんですが、でもちゃんと、たくさん眠っているんです。
自分に必要なものは、ほとんど、自分の潜在意識の中に。
それを知ることができるのが、ヒプノセラピーの力なんですね(^^)
うつ病の回復にも効果があることを、多くの心理療法士が実証していますので、またヒプノセラピーについては引き続き情報をご提供していきたいと思います。