うつ病家族のストレスを解消するために・・・

家族がうつ病で、自分も疲れて果ててしまった・・・そうなる前に!
目次
家族がうつ病の時は、サポートする側の家族も、本当に疲れます。
人間は、大抵自分のストレスだけでも精一杯です。
仕事や子育て、家事、人間関係の悩み… 人それぞれ、色々なストレスと付き合いながら生活しています。
そんな中、家族がうつ病になると、サポートする側の家族は、普段の1.5~2倍の負荷がかかります。
それは、精神的な面や経済的な面など、色々なことにおいて健康な家族に負担が偏るからです。
この負荷を、上手に軽減できないと、ずーっとその負荷に耐え続けて頑張ると、家族ともどもうつ病に…というのは、十分にあり得る話です。
では、どうやったらその負荷を多少は軽減できるんでしょうか?
3人~5人の相談相手を作ろう!
まず、家族がうつ病になっても、それを周りの人に言えない人が多いと思います。
なぜなら、日本の社会では、うつ病に関する知識が普及してないので、人によってその病気の理解が異なるからです。そして、心の病に対する偏見という古い習慣も、まだ残っているところも多いでしょう。
みんなにとって馴染みがなく、重たい話…
どんな反応をされるか分かりません。
ということで、周りの人に話さず、一人で抱え込んでしまう家族が多い。
でも、良く考えてみてください。
厚生労働省が発表している統計で、今までにうつ病を経験したことがある人は3~16%、というデータがあります。
つまり、100人いたら、3~16人はうつ病経験者、ということです。
数字に幅もありますし、うつ病の診断には色々な説があるので、正確な数字ははっきりしませんが、そんなに少なかったり珍しい病気ではないことは確かです。
意外と、自分の周りの人にも、自分が経験したことあったり、家族や友人、同僚がうつ病だった、という人は多いものです。
もちろん、うつ病に関する理解がない人に話すと、自分が辛いときは余計にストレスがたまることを言われたりもするので、人は選ばないといけませんが…(^^;(そういう人も、悪気はなくて、ただ「知らない」というだけなんですけどね。)
少なくとも、3人、できれば5人は家族の病気のことをそのまま話せる相談相手を作りましょう。
構成は、一人は自分の職場の人(上司や同僚)、一人は友人、一人は心理カウンセラーなどの専門家。
私の経験上、これが本当に望ましい構成です。
仕事をされていない方は、ママ友など、自分の日常生活でよく会う、身近な方で構いません。
職場の人や友人は、さらっと、普通にうつ病の話ができる。ちょっと、病院の付き添いのために休ませてもらう、そう正直に言えるような。
そして、家族のうつ病の調子が悪くて不安なとき、自分がストレスが溜まってしんどいときは、カウンセラーなどの専門家に話す。
そうやって、一人で抱え込まないようにしてください。
相談できる相手は多ければ多い方がよいでしょう。
同じ人にばかり相談すると、その相手にもストレスになってしまうので、少し注意しましょう(^^)
私は、有り難いことに、常に相談できる人がそばにいました。
職場の上司、カウンセラーの先生、理解のある友人・・・
本当に多くの方に助けていただいてます。だから、ここまで来れましたし、これからも、旦那さんの病気の克服に向けて、希望を捨てずにいられる。
あなたにも、きっと味方ができるはず。
自分が思っているより世の中甘くもないけど、自分が思っているより、世の中愛に溢れています(^^)
そして、家事代行サービス、ベビーシッター、お総菜屋さんのおかずなど…
今の社会に溢れている、優しさから生まれたサービスに、時には有り難く頼って、色んな人の力を借りて、自分の好きなこともしながら、欲張りに乗り越えていきましょう!