優しい世界のクリエイター はなこのブログ

病気・障害=不幸ではない?!!

2020/12/21
 
この記事を書いている人 - WRITER -
優しい世界のクリエイター、はなこです。夫のうつ病をきっかけに、人が持っている心の力を知り、夫がうつになった方を中心に、ブログでの情報発信等を行ってきました。今は、一人ひとりの「優しい気持ち」が、誰もがのびのびと生きることができる優しい社会を作るという信念のもと、どんな時でも自分にも他人にも優しい気持ちで生きることを広めるため、新たな活動を展開中。このブログが、読んでくださる方々お一人お一人の大切な毎日に、優しく寄り添えるブログになったらいいなあと思っています♪
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双極性障害Ⅱ型って知っていますか?

目次

皆さんは双極性障害という病気をご存知でしょうか?

一応、初めて聞く方のために、双極性障害の説明をしておきましょう。

以下厚生労働省サイトより引用

『双極性障害は、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつです。うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。

~中略~

双極性障害は、躁状態の程度によって二つに分類されます。
家庭や仕事に重大な支障をきたし、人生に大きな傷跡を残してしまいかねないため、入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」といいます。一方、はたから見ても明らかに気分が高揚していて、眠らなくても平気で、ふだんより調子がよく、仕事もはかどるけれど、本人も周囲の人もそれほどは困らない程度の状態を「軽躁状態」といいます。
うつ状態に加え、激しい躁状態が起こる双極性障害を「双極I型障害」といいます。うつ状態に加え、軽躁状態が起こる双極性障害を「双極II型障害」といいます。』

私の夫は、躁状態が分かりにくい軽躁状態となる、Ⅱ型の方かもしれない、と、うつ病と診断されて7年経ってから、別の病院で言われました。

それによって薬を変えて量も減らしてもらったことで、体調はだいぶ落ち着きました。

でも結局最終的な病気はどうなのか、はっきりはしていません。

もし、何度もうつの再発を繰り返している方で、少し怒りっぽい時期や、テンションが高めの時があるなあ、という心当たりがある方は、主治医の先生に相談したり、違う病院でセカンドオピニオンを受けてみるのも良いかもしれません。

特にⅡ型の場合は、躁状態が見た目に分かりにくく、本人も自覚がないので、うつ病と診断されてしまい、気づかれないままになるケースは少なくないそうです。

さて、病気が違ったかもしれないということがわかっても、

妻である私がやることはあまり変わりません。

双極性障害の治療の場合は特に、生活リズムが大切になるそうなので、私にできることがあるとすれば、その辺りのサポートになりそうです。

新しい病気のことを知って、引き続き、夫と一緒に、自分らしく、素晴らしい楽しい毎日を満喫していきたいと思っています。

病気や障害=不幸ではない!!

さて、今日の本当のテーマは、病気自体のことではなく、、

私たちにとっての「幸せ」とは何か、ということです。

結論を言ってしまえば、

私の幸せは、誰が何と言おうと、私が決めていいんだ、ということ。

あなたの幸せは、誰がどう思おうと、あなたが決めていいんだ、ということ。

私の夫は、素晴らしい人です。

優しくて、愛情深くて、

私にとっては、出会って間もないころから、いてくれるだけで、安心できるような、そんな存在でした。

人のために、自分のエネルギーを出しすぎてしまうくらい不器用で、

素直で、純粋で、繊細で、

ちょっと天然なんですが、

人の目を気にせずに、自分の信念を貫き通す強さもあって、

人の噂や悪口は言わないし、

子どもみたいに無邪気で、

ゲームばっかりするけど(苦笑)、

私がしんどい時はいつもそばにいて助けてくれる、

ほんとにその存在が愛そのもので、素晴らしい夫なんです。

そんな夫のことが私は好きだから、

愛しているから、一緒にいるのです。

夫が病気だから、支えよう、と思って一緒にいるわけではありません。

もちろん、病気の特徴ゆえに辛いこと、周りの人に理解してもらえずに辛いことは色々ありましたが、

でも病気のおかげで分かったこと、

であえた人、経験できたこと、

感じたこと、気づけたことが、たくさんたくさんあって、

私にとって夫とのこの7年間は、本当にかけがえのない、幸せな7年間だったのです。

そして、これからまたさらに、素晴らしい人生を一緒に歩んでいけるんだろうな、ってワクワクするくらい、「今」が好きです。

世の中では、「病気や障害=悪いこと、かわいそうなこと、つらいこと」というイメージが強くて、

さらに、精神疾患になると、その勝手なマイナスイメージはますます強くなります。

私が夫が病気だという話をすると、

「大変だね。支えて偉いね。」

と言ってくださる方がいます。

それはもちろん、思いやりで言ってくださっているので、とても有難いことなのですが、

でも私はそのことにとても違和感を覚えるときがあって、

悲しくなるときすらあります。

もちろん、健康なことに越したことはないけど、

病気ゆえに大変なことはあるけど、

でも人はみんな生きていたら、それぞれ辛いこと、大変なこと、悩み、色々ありますよね。

精神疾患だからって、何も特別じゃなくて、

そこに、健常な人と、線なんてなくて、

私は素晴らしい夫と一緒に人生を歩めていることで毎日本当に幸せを感じているし、

好きだから一緒にいるだけだから、

夫が病気だからといって、特別自分が不幸だとは全然感じてません。

むしろ、夫の病気でしんどいことがあっても私が夫と夫婦でいれるのは、夫がそれだけ素晴らしい人だからです。

たくさん良い所を知っているから。

でも、私自身、それをうまく人に伝えられないこともあって、

みんなのイメージと、自分の感じ方のギャップに、悲しくなることがあります。

だから、本当に私も、勝手に他人の幸せを決めつけちゃいけないな、と思います。

病気だから、障害があるから、親がシングルだから、家が貧乏だから、

そんな色んな条件や環境のイメージで、

その人が不幸かどうかなんてことは勝手に他人が決めちゃいけないんです。

かわいそうだなんて、自分の助けが必要だなんて、思ってはいけないんです。

その代わり、どんなことに困るのか、何ができて何はできないのか、ありのままのその人と向き合って、ちゃんと話を聞いて、もし求められるサポートがあれば、すればよい。

相手がどんなに大変そうに自分が感じる環境や条件でも、

その人の強み、その人の魅力、その人の良い所、できることを見つけて、

自分ができないことはその人に助けてもらって、

その人ができないことは自分がやって、

そうやっていつも存在自体がみんな対等であることを、

その人自身は素晴らしい存在であることを、

決して忘れない。

そんな姿勢こそが、病気や障害をもつ人達が、自信を無くすことなく、前を向いて社会の中で自分らしく生きていくための、活力になるのです。

私自身、そのことに気付けたのは、夫の病気があったから。

大切なことに気付かせてくれた夫に、感謝です。

病気や障害は、不幸ではない!

人はみんな、自分の人生に与えられた課題があっても、それを自分の生きる知恵や活力に変え、自分の力で幸せになることができる生き物なのですから。

今日も読んでいただき、ありがとうございます(^^)

はなこ

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